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製品概要
弊社最先端技術により現在主流のDecoy state BB84から進化した、新世代の量子通信装置です。送信者側で2つの量子を生成し、片方を真性乱数、もう片方をCバンド伝送のキャリアとします。本モデルでは東京50km圏(東京-つくば、東京-横須賀)の距離を想定しており、別売(開発中、今後拡大予定)のもつれ交換オプションや量子中継器により、本モデル同士の連動が可能となり地球規模の長距離化を達成できます。
- 世界初* デュアルバンドに渡る量子もつれを用いた量子暗号通信装置
- 10km以上の場合、分散補償オプションも選択可能
- もつれ交換オプションにより連動動作(100km超の中距離化)可能
- Coherent source (Decoy state BB84)よりも量子性・秘匿性の高い「量子もつれ」を採用
- 付属ソフトウェアでは汎用メールソフトのセキュリティを乱数鍵により補強可能。
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検出レート
量子送信機 > 1,000,000 回/秒
量子受信機 > 10,000 回/秒 with 10 dB loss (after 50 km fiber) - 光ファイバー所要 1本


- 検出レート 10 kb/s @ 10 dB loss
- 鍵配送距離(標準損失のSM ファイバー*) 50 km
- 光ファイバ所要 1本
- 鍵交換プロトコル BBM92 (BB84の 8 年後に考案)
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検出技術
- アンバランス干渉計
- IDQ 社低ノイズ InGaAs detector
- Time resolved detector
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外形寸法
標準19” ラックマウント、 3U
安定度次第で4U も選択可能 - 量子情報のキャリア 量子もつれ光子対
- 量子もつれ生成機構 ブルーレーザー励起SPDC
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分散補償
10km以上で推奨
50km以上で必須
応用例
- 個人情報、アカウント、パスワード等の情報
- 送金をはじめとする金融取引情報
- 遠隔医療に伴うカルテ情報
- 防衛に関わる情報
- 原発等の重要なインフラに関わる情報
- バイオや半導体の開発に関わる情報
- スマートシティにおける建物間での通信
- 量子もつれ発生器としての基礎研究での使用
LQUOMの技術
現在開発中の量子中継器により長距離化を行うだけでなく、量子インターネットという現在のインターネットの拡張を目指しております。
① 量子中継器の開発
量子中継器を間に挟むことにより、通信距離を延ばすことが可能になります。
(電話のような1:1の構造を想像してください)
② 量子インターネットの構築
量子中継器が2つ以上になると、更なる長距離化はもちろんのこと、
分岐(=ルーティング)が可能になります。
完全な量子コンピュータまで行かずとも、少しでも量子を取り扱えるデバイス(本モデルも該当)同士を結ぶことでネットワーク構造を形成することが可能です。それにより、現在考案されている数々の量子メモリの長所を生かし合うことが可能になるだけでなく、分散型量子コンピューティングという全デバイスをあたかも1台の量子コンピュータとして性能を結集することも可能になります。
このような量子社会の実現に向けて、LQUOMは最先端の技術開発に取り組んでいます。
Long-distance quantum communication
leading quantum internet technology





